リンクされたIDは、異なるデータ主体識別子間のリンクされた関係を定義するために使用されます。これらのリンクされたIDを手動で作成して、複数の識別子を容易に管理できるようにすることができます。例えば、リンクされたIDグループを作成して、メールアドレス、電話番号、アカウント番号などのすべて個人を特定する複数の識別子を統合することができます。
広範囲の柔軟性を持つリンクされたIDグループを作成することができます。リンクされたIDグループを作成するときには、以下の詳細を参照として使用できます。
それぞれのリンクされたIDグループは任意のサイズにすることができます。
それぞれのリンクされたIDグループに同じ識別子タイプまたは異なる識別子タイプの任意の数の識別子を含めることができます。例えば、1つのリンクされたIDグループに複数のメールアドレスまたは電話番号を含めます。
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任意の識別子が複数のリンクされたIDグループに属することができます。
各リンクされたIDグループにプライマリ識別子が定義されている必要があります。1つのリンクされたIDグループに定義できるのは1つのプライマリ識別子のみです。
必要な場合は、1つの識別子を複数のリンクされたIDグループにプライマリ識別子として設定することができます。
リンクされたIDグループに追加するためには、各識別子に識別子タイプが定義されている必要があります。詳細は、「データ主体識別子タイプを追加する」を参照してください。
サイト管理者は、プライマリデータ主体識別子として設定できる識別子タイプを指定できます。詳細は、「リンクされたIDの設定を構成する」を参照してください。
1人の個人を識別する複数の識別子の統合など、さまざまなユースケースのためにリンクされたIDグループを作成できます。
リンクされたIDグループを作成する
[]メニューから[]を選択します。[リンクされたID]画面が開きます。
[新規追加]ボタンをクリックします。[リンクされたIDを作成する]画面が開きます。
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[検索]欄に、リンクされたIDグループに追加するデータ主体識別子の完全な値を入力します。
ヒント
別のインスタンスで[データ主体]画面を表示し、[データ主体]コラムから値をコピーして、[検索]欄にこれらの値をペーストすることができます。
Enterキーを押します。
リンクされたIDグループに追加する各データ主体識別子についてステップ3と4を繰り返します。
必要に応じて残りの入力欄に入力します。詳細は、「「リンクされたIDを作成する」参考画面」を参照してください。
[作成]ボタンをクリックします。リンクされたIDグループのプライマリ識別子として設定したデータ主体識別子が、[リンクされたID]画面に表示されます。
「リンクされたIDを作成する」参考画面
データ主体識別子タイプを追加する
[]メニューから[]を選択します。[データ主体]画面が開きます。
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識別子タイプを定義するデータ主体識別子の[データ主体]コラム内のリンクをクリックします。[データ主体の詳細]画面が開きます。
注記
識別子タイプは1回のみ定義することができ、変更できません。[識別子タイプ]コラムにNULL値が表示される場合は、データ主体識別子の識別子タイプがまだ定義されていないことを示します。
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[タイプ]欄で、選択したデータ主体識別子に設定する識別子タイプを選択します。
注記
入力したいずれかのデータ主体識別子の識別子タイプが定義されていない場合は、[リンクされたIDを作成する]画面の[タイプ]コラムにも選択欄を表示できます。
[確認]ボタンをクリックします。
次の手順を使用して、作成されたリンクされたIDグループのさまざまな詳細を管理することができます。
リンクされたIDグループにアクセスする
[]メニューから[]を選択します。[リンクされたID]画面が開きます。
管理するリンクされたIDグループの[識別子]コラム内のリンクをクリックします。[リンクされたIDの詳細]画面が開きます。
必要に応じて、次の手順を実行して、リンクされたIDグループを管理します。
異なる識別子をプライマリとして設定する
プライマリとして設定したい識別子にカーソルを当て、表示される[コンテクスト]メニューアイコンをクリックします。
[]メニューで[]を選択します。[IDをプライマリとマークする]モーダルが開きます。
[確認]ボタンをクリックします。新しいプライマリ識別子の[プライマリ]コラムに緑色のチェックマークが表示されます。
識別子のリンクを解除する
[すべてのリンクを解除する]ボタンをクリックして、リンクされたIDグループのすべての識別子からリンクされた関係を削除することができます。次の手順を使用して、1つの識別子のリンクを解除することもできます。
プライマリとして設定したい識別子にカーソルを当て、表示される[コンテクスト]メニューアイコンをクリックします。
[]メニューから[]を選択します。[IDのリンクを解除する]モーダルが開きます。
[削除]ボタンをクリックします。識別子がリンクされたIDグループから削除され、[リンクされたIDの詳細]画面に表示されなくなります。
リンクされたIDグループに識別子を追加する
[IDを管理する]画面を使用してリンクされたIDグループに識別子を追加することができます。新しいプライマリ識別子を設定し、必要に応じてこの画面の[削除]アイコンを使用して識別子を削除することもできます。
[IDを管理する]ボタンをクリックします。[IDを管理する]画面が開きます。
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[検索]欄に、リンクされたIDグループに追加するデータ主体識別子の完全な値を入力します。
ヒント
別のインスタンスで[データ主体]画面を表示し、[データ主体]コラムから値をコピーして、[検索]欄にこれらの値をペーストすることができます。
Enterキーを押します。
リンクされたIDグループに追加する各データ主体識別子についてステップ3と4を繰り返します。
必要に応じて追加の変更を加えます。
[保存]ボタンをクリックします。[リンクされたIDの詳細]画面に変更が表示されます。
[その他のリンクされたID]ペインを使用して、データ主体識別子の追加のリンクされたIDを表示することができます。他のリンクされたIDが存在する場合、リンクは、[リンクされたIDの詳細]画面の[リンクされたその他のグループ]コラムに表示されます。このリンクをクリックして、[その他のリンクされたID]ペインにアクセスすることができます。
[データ主体の詳細]画面でデータ主体のリンクされたIDの追加の詳細を表示することもできます。[これがプライマリIDとして含まれている、リンクされたIDグループ]セクションには、選択したデータ主体識別子がプライマリ識別子として設定されているリンクされたIDグループへのリンクが表示されます。[これがリンクされているその他のプライマリ識別子]セクションには、選択したデータ主体識別子が属している追加のリンクされたIDグループのリストが表示されます。
サイト管理者は、リンクされたIDグループのプライマリデータ主体識別子を選択するときに使用できる識別子タイプを制限できます。これらの識別子タイプは[グローバル設定]で定義できます。
プライマリデータ主体識別子タイプを制限する
右上隅のギアアイコン
をクリックして、[グローバル設定]にアクセスします。
[]メニューで、[同意 > リンクされたID]を選択します。
[リンクされたIDを使用する]設定を有効にします。[使用できるデータ主体プライマリ識別子タイプ]設定が表示されます。
[使用できるデータ主体プライマリ識別子タイプ]設定を有効にします。[識別子タイプを選択する]欄が表示されます。
[識別子タイプを選択する]欄で、プライマリデータ主体識別子として使用できる識別子タイプを選択します。
[保存]ボタンをクリックします。